横浜市は、英語教育に熱心な取り組みをしている自治体です。特に小学生は、音やリズムの覚えが良い時期。中学校での英語教育につながるよう小学校でも英語教育に取り組んでいます。横浜市の英語教育プログラムについて紹介します。
横浜市では、「3つの基本(知・徳・体)」と「2つの横浜らしさ(公・開)」に基づく「横浜教育ビジョン」を実現し、子どもたちのコミュニケーション能力を高め、全国に先駆けて実施してきた国際理解教室を発展することを目的に、小学校からの英語教育に取り組んでいます。
小学校における英語教育の時間として、YICA(「Yokohama International Communication Activities)を設定。地域特性や小学生の特徴などの観点から英語教育を推進しています。
国際港都横浜という外国人が多い地域特性を活用し、違いを認め、互いを尊重して共に生きていく態度の育成から、英語でのコミュニケーション能力の育成へ発展させることはYICAの取り組みのひとつです。
小学校低学年は、好奇心が旺盛という特徴があります。この時期を活かし、リズム遊びや英語の歌などを中心に、英語の基礎を緩やかに育成。英語学習を通して母語である日本語を客観的に見ることで国語力との相乗効果を狙います。
日本で英語を学ぶことのデメリットは、日本語だけで生活できる言語環境です。英語力が身につきづらいという日本の環境を考慮して、教育活動を組み立てていくことを検討しています。
語学学習だけではなく、国際理解教室として、外国人講師(IUI)を派遣し、英語を通した異文化体験を通して国際性の育成、国際理解教育を積極的に推進しています。また、小学校英語活動推進校を設置。英語活動のカリキュラム、指導方法、教材等の研究を行っています。
小中の9年間を通した一貫教育になるよう、小学校と中学校の連携にも注力。中学校の英語教員やAETが小学校の外国語活動にもかかわったり、合同研究推進組織を通して協力した取り組みを行ったり、授業交流を図ったりしています。
横浜市では、国際的な地域柄を活かし、小中学校を接続した一貫教育で英語力の向上に取り組んでいます。最適な教育方法の研究も実施。小中学校の教員が連携して、より良い指導内容になるよう熱心に活動している地域です。
英語教育の重要性はますます認知されてきており、特に横浜ではこれまでご紹介してきたようなプログラムで、子どもの英語教育を行政として行ってきています。しかし、子どもは大人から強制されることを嫌うもの。せっかくの制度も、子どもが英語嫌いになってしまっては意味がありません。
そこで、横浜にある小学生向けの英会話スクールを検討することをおすすめします。英会話スクールなら、子どもが楽しいと感じたり、自発的に興味関心を抱くきっかけづくりをプログラムに落とし込んでいますので、より効果的な英語学習が期待できます。